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Book Details
Abstract
免疫学の基本原理を凝縮し、明快に提示した教科書 すべての重要な現象をわかりやすいカラーイラストで説明
名著、アバスの『分子細胞免疫学』(Cellular and Molecular Immunology)の要約版。米国大学で免疫学の指定教科書となっている基礎免疫学テキストの定本。
◆第4版の主な改訂ポイント
- 第2章「自然免疫 Innate Immunity」が、より一層、充実した内容に。新規図表が追加され、既存の図表も最新の知見が加わり、アップデート。
- 免疫システムの基本からそれが関与する疾患まで、より理解しやすい構成になりました。 --その他の特徴
- CD4+T細胞とCD8+T細胞における免疫応答の誘導、遊走、エフェクター機能の特徴をわかりやすく図解。
- さまざまな細菌とウイルスが細胞性免疫のエフェクター機能に抵抗するさまざまな機構についてわかりやすく図解。
- アレルギー疾患など免疫システムが関与する疾病に関する記述が豊富。
- 過敏性反応の4つの主な型において、異なる免疫エフェクター機構が、組織損傷と疾病を引き起こす機構についてわかりやすく図解。
◆訳者序文より(抜粋)
2007 年に刊行された『基礎免疫学:免疫システムの機能とその異常 原著第2 版 2006‒2007 最新版』から7 年の歳月が流れ、今回2014 年に本書が刊行されました。
第2章「自然免疫Innate Immunity」は、原著第4 版では7 ページ増加し、また新たな図表が加わったばかりでなく、既存の図表も最新の知見が加わり、内容が一変しました。本書は以前から自然免疫を基盤に免疫学を記述していましたが、一層自然免疫が充実したことは、現代免疫学の動向を反映しており、現在免疫学を学習している学生ばかりでなく、以前適応免疫を主体として学習してきた研究者などにとっても、最適な教科書となっています。
本書では免疫学を自然免疫から理解するので、適応免疫を含めた免疫システムを容易に理解することが可能です。自然免疫と適応免疫の特異性とレセプターの特徴をわかりやすく図解しています。
免疫学発展の歴史を基盤とし現代ヒト免疫学の集大成された教科書が本書です。
◆本書の主な特徴
- 免疫学の基本原理を凝縮し、明快に提示した教科書。すべての重要な現象をわかりやすいカラーイラストで説明。
- 本書を熟読の上『分子細胞免疫学』を理解すると免疫システムの知識がいっそう深まる。
- 現在免疫学を学習している学生のみならず、以前に適応免疫を主体として学習してきた研究者の方にも、最適な教科書。